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| ●三浦半島を北上した異臭【神奈川県】 | ||
| 2020年6月4日, 神奈川県三浦市から横須賀市にかけて, 「ゴムが焼けたようなにおいがする」 といった通報が相次いだ。 そのにおいは, ガソリン, シンナー, ゴムが焼けたにおいと様々に感じるようだが, この異臭騒ぎは, 6月4日以降も三浦半島を北上するように繰り返された。10月12日には,横浜駅とその周辺で, 同じような異臭が発生した。 採取された大気からは, ペンタンとイソペンタンが通常の約10倍, ブタンが約3倍の濃度で検出されたという。 地震学の島村英紀氏(武蔵野学院大学特任教授)によると, ペンタンやブタンといった物質は, 天然ガスにも含まれているため, 三浦半島に数多くある活断層がずれて, 下に眠っていたガス田(三浦半島の地下深くに広がるガス田が確認されている)から漏れてきた天然ガスが異臭の原因と考えているという。 南関東ガス田とは, 東京都の東部から千葉県北部の広範な地域の地下500〜2000mに広がる, 水溶性天然ガス田(下図参照)のことで, ここで産出される天然ガスの特徴は, 太古の動植物のなれの果てであるメタンが95%以上を占めている。 ![]() (★南関東ガス田の位置 - 週刊プレイボーイ(2020年45号)【『施設整備・管理のための天然ガス対策ガイドブック』(営繕工事における天然ガス対応のための関係官公庁連絡会議編)を基に編集部で作製】から) 2007年6月に渋谷区松濤の温泉施設で起きた大爆発事故(3名が死亡), 2005年に北区浮間で温泉掘削中に発生した大火災事故。これらはいずれも南関東ガス田に由来する無色無臭のメタンガスが引き起こしたものであるという。 【参考文献】 ・『週刊プレイボーイ(2020年45号)』【「南関東ガス田」直下地震で"火災旋風"が東京を襲う!?】, 2020年11月 参考外部=>渋谷温泉施設爆発事故 - Wikipedia 参考外部=>北区浮間の温泉掘削現場ガス爆発 | 藤田 幸久 オフィシャル | Yukihisa Fujita Official 参考外部=>南関東ガス田 - Wikipedia 参考外部=>600年分の埋蔵量 | 関東天然瓦斯開発株式会社 参考外部=>【日本最大】千葉に天然ガス3685億立方メートル, 「南関東ガス田」の正体【@Channel_by.未来構造ラボ 】 |
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